緑内障とは、「眼圧」(目の中の圧力)が上がって、「視神経」(眼底で見たことの情報を脳に送る神経)のはたらきが低下する病気です。
一般的には、眼圧が21mmHg(21ミリメートル水銀柱)以上の時に、視神経のはたらきが低下しますが、「正常眼圧緑内障」といって、眼圧が20mmHg以下でも視神経のはたらきが低下する事もあります。
◆中程度の視野欠損
右目の鼻側1/4の視野が欠けています。
◆高度の視野欠損
中心部の一部と耳側の一部の視野を
除いて殆どの視野が消失しています。
などに分類されています。
病気による中途失明の原因疾患として、第1位・緑内障25.5%、第2位・糖尿病網膜症21%、第3位・網膜色素変性8.8%と続きます。 緑内障は中途失明に関わる重要な病気であり、現在の治療法では治りません。大切なのは、早期発見・早期治療により、進行を止めることです。
厚生労働省 難治性疾患克服研究事業: わが国における視覚障害の現状, 2007 より作成
緑内障の治療は眼圧を下げることが重要です。当院でも点眼薬により眼圧をさげる治療から始めます。
点眼薬の種類
合併症について
一過性の眼圧上昇や、虹彩の炎症などを起こすことがありますが、点眼薬により症状をおさえます。
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